渡辺大 マドリード国際映画祭で最優秀主演男優賞…父・渡辺謙超えの快挙
俳優の渡辺大(33)が29日(現地時間28日)、スペイン・マドリードで行われた「マドリード国際映画祭 2018」で、主演映画「ウスケボーイズ」(10月20日公開)で外国語映画部門の最優秀主演男優賞を獲得した。
授賞式で名前が読み上げられた瞬間、渡辺は力強くガッツポーズ。歓喜に沸く同作のテーブルで、柿崎ゆうじ監督(49)らと固く握手を交わし、喜びを分かち合った。渡辺は「生まれて初めて来た憧れのスペイン、マドリードでこのような賞をいただくことができ、大変光栄です。この作品が沢山の方に見ていただければ幸いです」とコメントした。
父の俳優・渡辺謙(58)は04年、前年公開の主演映画「ラストサムライ」で、初めてアカデミー賞など海外の映画賞にノミネートされたが、いまだに受賞はなし。渡辺は本格映画デビューから12年で、見事に“父超え”を果たして見せた。
また同作は、外国語部門で最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞、最優秀編集賞の5部門にノミネート。最優秀作品賞と合わせて、2部門を受賞した。授賞式では、作中にも登場する日本ワインの先駆者・麻井宇介氏が造りあげた「桔梗ヶ原メルロー」で祝杯。映画祭出席者にも振る舞われ、ワインの本場・ヨーロッパでも大絶賛を受けた。