みやぞんの暑さ対策、日テレ社長入念な準備指示、24時間TVチャリティーランナー
日本テレビが30日、都内の同局で定例の社長会見を開いた。毎年恒例のチャリティー番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」(8月25日、26日)でトライアスロン形式でチャリティーランナーを務めるANZEN漫才・みやぞんについて、今年、日本列島を襲っている酷暑の影響を心配する質問が出た。
安全対策の面で大久保好男社長は「当日がどのような天気になっているかということは、今から予測していくことはできないと思います」とした上で、「この7月の猛暑、それから過去の24時間テレビの日の気象等を考えると、暑い日になるということは当然、可能性としてはあることなので、制作に関わっている人たちに対しては、放送の当日だけではなくて、すでにロケ等でさまざまな収録の作業も進めていることだと思いますので、そういったことも含めて、暑さ対策は十分準備をしていただきたい」と注意を喚起した。
同番組では、92年から長距離をチャリティーランナーが走る24時間マラソン企画が定着している。大久保社長は「当日はもちろん、暑さに対する対応をしていただきたいと思っておりまして、現場には入念な準備をするように指示してあります」と説明した。
7月23日に、埼玉県熊谷市で史上最高を更新する最高気温41・1度が観測されるなど、日本列島各地で最高気温35度を超える日が続出。気象庁が「一つの災害」と記者会見で表現するほどの暑さとなった。まして今回はトライアスロン形式で水泳と自転車が加わるため、過去の経験則が通じない事態が発生する可能性もある。
この日の社長会見では、気温が40度に迫るなど猛暑になった場合、トライアスロンを中止にする可能性はあるか、との質問も出たが、大久保社長は「仮定の話でこの場でお答えするのは控えたいと思います」と答えるにとどめた。