吉村界人 25歳で高校生役に挑戦…吉岡里帆主演ドラマ 生活保護を考える
俳優の吉村界人(25)が31日にフジテレビ系で放送されるドラマ「健康で文化的な最低限度の生活」(火曜、後9・00)に出演し、生活保護の不正受給で苦悩する高校生役を演じる。吉村は制作するカンテレを通じて「若者の声を届けたい」とコメントした。
ドラマでは、吉村演じる高校生の日下部欣也が役所に申告していなかったバイトの給料が不正受給とみなされ、稼いだ60万全額を役所に返さなければならなくなってしまう場面が描かれる。吉村は「若者の声を言い切っているキャラ。彼の言うセリフは刺さりますし、自分にも重なりました」と撮影を振り返った。
吉村は「僕自身、『生活保護を知っているか』『どう思うか』と質問されても答えられない」とも話し、「バイト代を全額徴収されなければならないくらい悪いことを俺はしたのか、と。欣也はそういう若者の声を言い切るキャラです」と訴えた。
その上で、「僕が高校生で欣也の立場なら、ふざけんなよって思います。いまはちょっと大人だから説明されれば納得するんだろうけど、ティーンエージャーだったら怒りのほうが大きいんじゃないかと思うんです」と感想。「彼(欣也)だって知らなくて混乱するのは当然で、『俺、そんなに悪いことしたのかな』というセリフが一番心に突き刺さりました」と撮影を振り返った。
同ドラマは女優の吉岡里帆(25)演じる新人ケースワーカーが生活保護の現場を舞台に、新人公務員として奮闘し、現場で成長していく物語。