俳優の高橋克典（５３）が３０日、兵庫県内で、ラグビーをテーマにしたＮＨＫ総合の主演ドラマ「不惑のスクラム」（９月１日スタート、土曜、午後８・１５）の撮影を公開し、取材に応じた。ラグビー経験者の高橋は作品への意気込みと、来年に日本で開催されるラグビーＷ杯への思いを明かした。

　同ドラマは、刑務所から出所した男が偶然出会った仲間とぶつかり合いながら友情を育み、別れた家族と再会するまでをハートフルに描いている。

　撮影は猛暑の７月中旬から始まっており、出演者は真っ黒に日焼けしている。高橋も「地黒の上に撮影焼けです」とひときわ目立つ白い歯を輝かせた。

　中学から高校１年まで、ラグビー部に所属していた高橋は、「練習がきつくなって辞めちゃった」と告白。やり残したという思いも強いようで、「いつかラグビーのドラマをやりたいと言っていたんです」と説明。ラグビーＷ杯が日本で開催されることに触れ、「素敵なスポーツなので少しでも知っていただけたら」と話した。