話題映画「カメラを止めるな!」監督 母の愛に「ちょっとだけ泣いた、ちょっとだけな!」
わずか2館の上映から瞬く間に話題を呼び、現在100館を越える上映となった映画「カメラを止めるな!」を監督した上田慎一郎氏が30日、ツイッターを更新し、滋賀県に住む両親からの温かいエールがあったことを明かした。
「カメラを止めるな!」は制作費わずか300万円、キャストも無名の俳優を起用するなど、公開時はまったく注目されず、都内2館で上映されるだけだった。だがSNSや口コミでどんどん話題が広がり、28日には全国100館にまで広がった。芸能人もSNSで映画の感想などをツイートしており、これまでもカンニング竹山や、エハラマサヒロらも絶賛、堀江貴文氏も「地味に気になってくる」などとつぶやいている。
この映画の監督・脚本・編集を担当したのが上田氏。滋賀県出身だが、ツイッターによれば、両親が京都で「カメラを止めるな!」を見てきたという。母親は3度目の鑑賞でもあった。
見終わった父親からメールが届いたといい「お母さんは話題になるずっと前から田舎町でこの映画のビラを配っていた。東京の知り合いにお知らせください、と。お母さんを喜ばせてくれてありがとう」と記されていたという。
更に「お母さんには今友達からの連絡が止まらない。お母さんのLINEを止めるな!父」と締めくくられており「ちょっとだけ泣いた。ちょっとだけな!!」と、初めて知った母の愛あふれる応援に、上田氏も感激の様子。
ファンからは「そのお母様が田舎町で配られていたビラをうちの母がもらってきましたよ~」「わたしもちょっとだけ泣いた」「私自身何の親孝行も出来ないまま亡くしてしまったので羨ましくもあります」などの声が届けられていた。