元ＡＫＢ４８で女優の前田敦子（２７）と俳優の勝地涼（３１）が３０日に結婚していたことが３１日、分かった。双方の所属事務所を通じて発表した。知人の紹介で今春交際に発展し、交際半年未満のスピード婚となった。ＡＫＢ４８「神７（セブン）」初のゴールインにＡＫＢファミリーからも祝福の声が届いた。前田は、妊娠はしておらず、今後も仕事を続ける。挙式・披露宴は未定。

　ＡＫＢを国民的アイドルグループに導いた不動のエースが“結婚総選挙”でもトップでゴールインした。大安の３０日に婚姻届を都内の区役所に提出した２人は、連名で結婚を報告。「未熟な二人ではございますが、笑顔の絶えない明るい家庭を築いて行きたいと思います」と理想の家庭像を語った。

　２人は、１５年放送の日本テレビ系ドラマ「ど根性ガエル」で初共演して知り合った。今春撮影した映画「食べる女」（９月２１日公開）で再共演。知人が仲を取り持つ形でその後、交際に発展した。

　今年５月に一部でデートが報じられた際には、双方の事務所は「本人に任せています」と否定せず。人目を気にせず堂々とデートする様子から、結婚間近とみられていた。

　関係者によると、前田は今後も仕事を継続。連名のコメントで「これからも、お互いに支え合い、与えられたひとつひとつのお仕事に真摯（しんし）に取り組んで参りたいと思っております」と、夫婦で支え合い、輝き続けることを誓った。

　前田は、０５年にＡＫＢ４８のメンバーとしてデビュー。グループの選抜総選挙では２回１位の座に君臨するなど、絶大な人気を誇り、１２年８月に卒業後は女優に転身した。勝地は、１３年度上期のＮＨＫ連続テレビ小説「あまちゃん」に出演し、「前髪クネ男」を演じて一躍話題に。二枚目役からコミカルな役まで幅広くこなす演技派として注目を集めている。

　今後の日本映画界をセンターで引っ張っていく夫婦が誕生した。