日本ボクシング連盟は１日、公式ＨＰに「ご報告２」と題した文章を発表したものの、同日午後に取り下げた。これを受け、その問題を紹介していた日本テレビ・読売テレビ系「情報ライブ　ミヤネ屋」では、生放送中にその文章が削除されてしまったことから、スタジオは混乱の様相を呈した。

　番組では冒頭から日本ボクシング連盟の山根明会長にまつわる、さまざまな疑惑などについて特集。助成金の流用疑惑や、過剰接待、不正審判の疑惑などを取り上げ、この日発表された同連盟の公式ＨＰの「ご報告２」の文章を紹介しようとしていた。

　だが、まさに紹介しようかという時に、公式ＨＰから文章が削除されていることが分かり、宮根誠司も「日本ボクシング連盟から報告という形でいろいろな文章が出されているんですが、今削除されていっているということで…」とコメント。そして「削除されたものを紹介していいのか分かんないけど…。聞いてるんですよ、会長の接待の件とか」と、削除文を紹介すべきかどうか、迷いの表情。

　林マオアナウンサーも「不正の件とか、５項目にわたって書かれていたんですが…」と手にしたフリップを出していいのか判別できず、フロアディレクターを目で追う様子も。

　宮根が「ざっくり言おうか？でも１回出しちゃってるから」というと他のコメンテーターも「１回出してるから」と同調。優木まおみも「ブログで炎上したタレントみたい」と苦笑した。

　結局、会長接待の件を記した報告文をフリップで紹介した。

　その後、宮根は「全部消えちゃったってニュースだと思う、大ニュース。誰が考えて出して、引っ込めるんですかねこれ」「山根会長の意志が働いていたのか？今入院なさってますから、誰が書いて誰が消したのかっていうのもよく分からない」と驚きの声を上げていた。