チャオベラ解散ライブで涙 元メンバー2人も登場、抱き合い6人で熱唱
4人組女性アイドル・チャオベッラチンクエッティが2日、東京・豊洲PITで解散ライブを行った。06年に当時「THEポッシボー」として、グループを結成したのがこの日で、12周年記念日でのピリオド。ポッシボー時代のライブ定番曲「全力バンザーイ!My Glory!」から、チャオベラ最後のオリジナル曲となった「何度も何度も…」まで全26曲を披露し、駆けつけた約1700人がラストパフォーマンスを目に焼き付けた。
ダブルアンコールで大サプライズが。THEポッシボーとしてのデビューシングルで、つんく♂が作詞作曲した「ヤングDAYS!!」の終盤、かつてのメンバーで芸能界を引退している大瀬楓(27)と秋山ゆりか(25)が電撃登場した。涙を流し、抱き合いながら9年ぶりに6人で歌唱。「THEポッシボーでした」とあいさつすると、ファンから大歓声が上がった。
4人は今後、個人活動に力を入れる。橋本愛奈(25)は「解散を発表してから数カ月、あっという間だった。今まで以上にライブが重たくて」と話すと、涙があふれた。「私は12年間やってきた中で、何回かあった解散危機のたびに、もうちょっとやろうよと言ってきた。今日もライブをやって、やめたくないなって思う。こんなにたくさんの人に見守ってもらって、決断して良かったねと言ってもらえるように、1人1人頑張っていく」と思いを伝えた。
リーダーの岡田ロビン翔子(25)は「何もわからなかった時に、一から教えてくれたスタッフ、5周年でもうダメかもとなった時に、手を差し伸べてくれたスタッフに感謝」と言いながら涙。「この景色が大好き。これからも見ていてくれますか?」とファンに呼びかけると、大声援が返ってきた。
諸塚香奈実(28)は「12年間、楽しいことばかりじゃなく、すごく悔しいこと、辛いこと、辞めたいと思う瞬間もたくさんあった」と涙した。
研修生時代を含めると14年に渡ったアイドル人生を全うした4人。これから新たな挑戦が始まる。