歌舞伎俳優の中村吉右衛門(74)がこのほど都内で、歌舞伎座公演「秀山祭九月大歌舞伎」(9月2~26日)の取材会を行った。
初代吉右衛門の俳名「秀山」を冠して行われる公演。「私にとっては生きがいなんてもんじゃなくて、生きてる理由ですね」と強い思いを口にした。
今舞台で中村福助(57)が、2013年11月に途中降板した歌舞伎座公演「吉例顔見世大歌舞伎」以来、4年10カ月ぶりの舞台復帰を果たす。吉右衛門は「私にとっても大変な慶事」と喜び、「役者というのは、舞台に上がった方が健康になる。福助君も、舞台に出る方が絶対にいい方向に行くと思う」と語った。