山田洋次監督 日本中の学生に奮起促す…東京医科大女子受験生への減点問題
映画監督の山田洋次氏(86)が11日、都内で行われた「第7回新藤兼人平和映画祭 平和を祈る女性たち~映画が伝えた原爆・引揚げ」のトークイベントに参加した。
1945年8月に投下された原爆の被害状況を明かしたアサヒグラフの52年8月6日号を持参。「これが出るまで(一般には被害を)知らされなかった。これが原爆なんだ。こんなひどいことをと思った」と振り返り、平和への思いを明かした。
また、60~70年代の学生運動の話に関連し、東京医科大の入試での女子受験生に対する減点問題について、「日本中の学生がストを起こしてもおかしくないのに怒らなくなった。なぜそうなっちゃったのか」と首をかしげていた。