サザン 13年ぶりの夏フェスに6万9000人熱狂 17曲熱唱!恒例の大放水も

 デビュー40周年を迎えたサザンオールスターズが12日、茨城・国営ひたち海浜公園で行われた「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」に出演した。2005年の「ROCK IN-」以来、13年ぶりとなる夏フェス出演で、「真夏の果実」「ミス・ブランニュー・デイ」など全17曲を披露。アンコールの「みんなのうた」では野外恒例の放水で、6万9000人の観客を興奮させた。

 夕暮れに吹いた涼しい風を、サザンが熱く変えた。約200組が出演した4日間開催の「ROCK IN-」の大トリ。メインとなるグラスステージに集まった大観衆から手拍子で迎えられ、全力パフォーマンスを見せた。

 「希望の轍(わだち)」でスタートし、2曲目の「いとしのエリー」で酔わせた。カラフルなシャツ姿の桑田佳祐(62)は、「皆さん、元気ですか!せんえつながら『ROCK-』の最後をやらせてもらいます。40年間、雨バンドです」とあいさつ。曇り空で雨は落ちなかったが、30周年だった2008年8月の神奈川・日産スタジアム公演4日間のうち、3日間の降雨を思い出して?“覚悟”した様子だった。

 さらに、1つ前の出番だったSuperflyを絶賛。初対面だったが、「Superflyの後だけはやりたくないと言ったんだけど。(彼女は)あんなきれいな顔して歌うまいのに、あの後に出てくるんだから、汚いのが」と自虐コメントで笑わせた。

 節目の感謝も忘れなかった。桑田は「おかげさまでサザンオールスターズは40周年になります。ゾンビのように『ROCK-』に出させていただいております。これからもよろしくお願いしますってとこかな」とお茶目に話し、会場に祝福されると、「暑苦しいでしょ?後で水をかけてやるから!零下15度の水。そんな水ないか」とニヤリ。漫画「変態仮面」をモチーフにしてカツラにブリーフをかぶった「マンピーのG★SPOT」で沸かせた後、「みんなのうた」で予告通り放水。すっかり暗くなった会場に、歌いながら大量の水を発射して盛り上げた。

 現時点で、来年のドーム&アリーナツアーまでサザンのライブは未定。ラストの「勝手にシンドバッド」の大合唱後、桑田が「花火を見よう!」と呼びかけ、全員で夜空を見上げて夏を締めくくった。

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