上西小百合、議員復帰は「今のところ見えない」…自民独裁には警戒感
元衆議院議員の上西小百合(35)がこのほど、都内で取材会を行い、5月から大手芸能事務所に所属していることを明らかにした。今後は当面、コメンテーター業など議員経験を生かした仕事を中心としながら、バラエティー番組などにも出演予定。国政復帰については、「今のところ見えない」と、現時点では否定的な考えを示した。
17年9月の不出馬会見では「私は政治家としてメディアに出た訳であって、国会に戻れるように活動していく」と宣言していた上西。その上で、「選挙というのは勝つために出るものであって、勝つ見込みがないのに、賑やかしで出馬をするというのは、いいことだとは思いません」とも話していた。
今回、改めて選挙への思いを「ボランティアとかもいっぱいやってくれるので、負けるのを承知で出る、というのはない」と改めて明言。再出馬については「当選する党とか、勝つためのいろいろ環境が整えば」としつつ、「今は自民党さんがものすごく強いので、現状、他に対抗できる党がない。今のところは、そういう(勝つための)環境は見えてきてないなと思います」と、早期の再出馬は否定した。
自民党の“一党独裁”が続くことには「私は安部さんが嫌いなわけじゃない。頑張ってることは頑張ってらっしゃる。経験を重ねるごとに外交もそれなりにやってらっしゃる」と、安倍晋三首相(63)に対しては一定の評価。「野党も野党で、ダメなところもあるじゃないですか。でも、一極集中というのはやっぱり良くないから、野党もそんなことしてたら国民に見捨てられるよ、ということも言っていきたい」と、コメンテーターらしく語った。
議員時代に苦しかった思い出としては、15年3月、体調不良のため衆議院本会議を欠席した際、男性秘書との“不倫旅行”などと報じられた騒動を挙げた。「仕事辞めちゃおうとは思わなかったですけど、説明するのに疲れた、みたいなのはありましたね。『どれだけ説明したら分かってくれるんだろ、もういいや』って」と、心が折れかかっていたことを説明。また、反省として「テレビの前で、開けっぴろげに何でもかんでもしすぎたんじゃないですかね。そこまでサービスする必要はなかったんじゃないかなと」と笑いながら話した。