岡田健史19歳 女教師・有村架純と“禁断の恋”中学生役に大抜てき
新人俳優・岡田健史(19)が、TBS系連続ドラマ「中学聖日記」(10月スタート。火曜、後10・00)で芸能界デビューすることが19日、分かった。
1年がかりのオーディションで約500人の中から勝ち抜き、主演・有村架純(25)演じる女教師の“禁断の恋”の相手中学生役に大抜てきされた。岡田は女優・桐谷美玲(28)や知英(24)らが所属する芸能事務所「スウィートパワー」の所属。5年間スカウトされ続けた福岡出身の19歳が異例の準主役でスタートする。
昨夏まで白球を追いかける高校球児で捕手だった九州の青年が、有村の相手役という重要なポジションに名を刻む。異例の起用となったデビュー戦。岡田は「こんな大きな役をいただけるなんて身の引き締まる思い」と真っすぐな視線を向け、はつらつと答えた。
演技初戦となるドラマは、片田舎の中学校を舞台にした禁断と純愛のヒューマンラブストーリー。女教師・末永聖(有村)に婚約者がいることを知りながら、真っすぐな恋心をぶつける中学3年生・黒岩晶を演じる。原作の同名漫画では主人公だった重要な役柄だ。
周囲が可能性にかけたくなる雰囲気があった。学生時代に年上5人からアプローチされた経験があり、卒業式にはすべてのボタンを女子にあげたイケメン。日頃から街でゴミ拾いするきまじめな一面もある。ドラマのプロデューサーは「純粋でいい意味で洗練されていない」と大抜てきの理由を説明した。
芸能界入りは昨年末に決めたばかりだった。中学1年の冬ごろから5年間、現在の所属事務所からスカウトされ続けたが、プロ野球を目指していたため、興味も示さなかった。
しかし、高校3年で野球部を引退した1カ月後に状況は一変した。演劇部から頼まれて、長崎を舞台にした物語に特攻隊員役で出演すると、県大会で名指しで評価されるなどした。「気持ちいい」と楽しくなり、逆転ホームランで芸能界入りを決意した。
演技の猛特訓と共に体重を10キロ落として挑んだ初撮影では、猛暑に大苦戦。それでも、有村から「私も一生懸命、岡田さんと突っ走っていきます」と書かれた激励の手紙をもらい「ほっとした。すてきな方」と前を向いた。
今後は有村とのキスシーンも控え、「ドキドキします」と緊張が続く。“禁断の恋”を描く作品にも「ドラマだろ!」と腹をくくり、「どんなことでも誠心誠意、取り組みたい」と全力投球を誓う。