金足農 半端ない快進撃で応援生徒の滞在費ピンチ OB会がHPで寄付募集
夏の甲子園で秋田県勢として103年ぶりの決勝進出を果たした金足農の快挙に、地元・秋田市は20日、歓喜に沸いた。「半端ない」「かっこよすぎる」。公立の農業高で全員が地元出身のチームが、強豪相手に劇的な勝利を挙げたことに驚きの声も上がった。一方で、応援で甲子園球場に来ている生徒たちの滞在が延び、宿泊費や飲食代が予算を大幅に超える可能性も浮上。同校野球部OB会がホームページで寄付を呼び掛けている。
秋田県勢として103年ぶりの決勝進出という快挙。地元が盛り上がる一方で、応援する生徒たちの宿泊費が予算オーバーとなる“うれしい悩み”も浮かび上がった。
同校によると、選手や監督の滞在費は主催の朝日新聞社や県が一部補助するが、応援の生徒らの滞在費は各自の負担や寄付金などで賄われるという。
快進撃が話題となっているだけに、宿泊費問題もすでにインターネット上でも話題となっている。同校には問い合わせの電話が殺到しているという。
現時点で集まった金額や不足額は集計が間に合わず不明だが、目標額は5000万円。同校担当者は「全国の公立高、農業高の代表として、決勝も全力で戦えるよう支援をお願いしたい」と話す。
振込先は秋田銀行追分支店普通口座「1044052」などで名義は「金農甲子園出場支援協議会会長 佐々木 吉秋」。問い合わせは同校、電話018(873)3311。