裕次郎さん「軌跡」展始まる 車、婚約指輪ら貴重展示 数億円保険かけられる

 故石原裕次郎さんの遺品を各地で展示する全国縦断「石原裕次郎の軌跡」展が22日、東京・松屋銀座で開幕した。オープン2時間前の午前8時の時点で店の前にはすでに人が並ぶなど、裕次郎さんはさすがの人気で、9月3日までに6万人の動員を目標にしている。

 「軌跡」展は昨年8月に北海道・小樽の石原裕次郎記念館が閉鎖された後もファンの要望が相次いだための企画で、同記念館に展示されていた約2万の遺品から1000点以上を展示。当時、日本に力道山と裕次郎さんだけが所有していた愛車メルセデスベンツ300SLガルウイングや、記念館には展示されなかった、石原プロ会長のまき子夫人(85)が保管する婚約指輪、夫妻それぞれの結婚指輪、裕次郎さんから結婚1周年に贈られた指輪が初めて展示された。関係者によると、数億円の保険がかけられているという。

 7月の開催会見のときと同様、舘ひろし(68)がガルウイング愛を見せ、譲り受けることを熱望したが、再びまき子夫人に却下された。

 舘は「1階には私がお願いして手に入れられなかったガルウイングが置いてあります。世界に1つしかありません。あと、いっぱい(裕次郎さんの)洋服もあります。靴もあります。その辺は僕はいらないです」とアピール。さらに、この日、初めて乗車し「これは僕の車だと思いました。僕に合ってました」とあきらめきれない様子だった。

 また、門外不出だった指輪が21日に厳重に自宅から運び出され、展示された。音声ガイドを担当している神田は「初めて婚約指輪を拝見した。『(まき子夫人に、裕次郎さんから)出されたときはどうしたんですか?』って聞いたら、『すぐしまった』って。よっぽどうれしかったんでしょうね。(指輪を)見て、ドラマがあったんだろうなって」と笑顔を見せた。

 今後、名古屋など全国計8カ所で2年間、実施される予定。

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