仮面女子・猪狩ともか 車イス姿で芸能活動再開…看板の下敷、脊髄損傷から舞台へ
脊髄損傷から両下肢まひとなったアイドルグループ・仮面女子の猪狩ともか(26)が26日、芸能活動を再開した。猪狩は4月11日に東京都内で、強風によって倒れた看板の下敷きとなった。
東京・外神田の仮面女子カフェで開催されたライブに車イスで登場した。現在も入院中で外出許可を得たという猪狩は、楽曲「大冒険」の途中で参加。両手を使いながら歌って踊る全力パフォーマンスで沸かせた。
大歓声を浴び、サイリウム、旗など黄色一色で迎えられた猪狩は「本当にすごい。言葉を失います」とあいさつ。「しゃべることを固めてきたんですけど、いざこの場に来て、この景色を見ると、言いたかったことが飛んじゃったような気がする」と述べた。
見守るメンバーが涙を見せる中、「久しぶりに仮面女子の劇場に帰ってきたんですけど、この日をずっと…」というと言葉に詰まったが、「夢見て、ずっと本当にこの景色が見たかったです」とステージに戻った感激を表した。