ＮＨＫは２７日、次期連続テレビ小説「まんぷく」（１０月１日スタート）の語りを、女優の芦田愛菜（１４）が担当すると発表した。全編を担当する朝ドラの語りとしては、２００３年度後期「てるてる家族」での石原さとみの１６歳を更新し、史上最年少となる。

　「まんぷく」は日清食品の創業者・安藤百福氏と妻の仁子さんがモデルで、安藤サクラがヒロインの福を、長谷川博己が夫の萬平を演じる。

　朝ドラ出演が「女優としてお芝居を続けていく上での目標のひとつ」という芦田は「語りという形で参加させていただけて、とても光栄」と感謝。

　「シーンを壊してしまわないように、いい意味で存在感を消し、福ちゃん達を少し離れたところから見守るような存在でいられるように心掛けたい。（福を）視聴者の皆様と一緒に応援しながら、この物語が楽しく、親しみ深いお話だと感じていただけるように精一杯努めさせていただきます」と誓った。

　制作統括の真鍋斎氏は、起用理由を「『一人の少女が、おばあちゃんから聞いた話を友達に話して聞かせている』というような設定で語りを紡いでゆけないかと考えました。現代の若い世代の方々にも、この物語を身近に感じて欲しかったからです。口舌の切れ味の良さも重要な要素です」と説明。「あらゆる側面で、最高のパフォーマンスを発揮」していると絶賛した。

　なお、１１～１２年放送の朝ドラ「カーネーション」では、ヒロインの少女時代を演じた二宮星（当時９歳）が１週目のナレーションを担当している。