さくらももこさん 褒めるのが上手だったと鈴木おさむ氏…「太陽みたいな人」
放送作家の鈴木おさむ氏が28日に更新したブログで、15日に乳がんのために53歳で亡くなった漫画家のさくらももこさんと家族ぐるみの付き合いがあったことを明かし、「僕ら家族にとって、さくら先生は太陽みたいな人で」と人柄をしのんだ。
鈴木氏は「さくらももこ先生」と書き出し、約10年前に妻の大島美幸が所属する吉本興業に1通の手紙が届いたことを振り返った。手紙には「さくらももこ」と書かれていたそうで、鈴木氏は「妻がさくら先生の本が好きで、それを番組か何かで紹介していたのを見ていたらしく そして、さくら先生が、当時やっていた、リチャードホールという番組の妻のやってたコントが大好きでいてくれて、その手紙には直筆で、沢山の言葉が書いてありました」と記した。
大島が興奮気味に自宅に持って帰ったその手紙には電話番号もあった。大島は「これ、本物かな?」と気にしながらおそるおそる電話すると、さくらさん本人が出たという。
以来、付き合いが始まり、「さくら先生が僕ら夫婦のことを気にかけてくれて。ゴハン行ったり自宅に遊びに行かせてもらったり。僕らは披露宴をやってなかったので、結婚10年目で『感謝の宴』と言って、10年目の小さなパーティーを開きました」と記した。そこにもさくらさんは出席してくれたという。
さくらさんは人を褒めることが上手だったそうで、鈴木氏は「人に褒められる。認められると言うのは生きていく上でとても大事なモチベーションです。妻はあの時、さくら先生に褒められたことが、芸人としての生きていくモチベーションの一つになったはずだし」と大きな力になったと感謝。「僕ら家族にとって、さくら先生は太陽みたいな人で。いつもニコニコ見守ってくれて。本当に、本当に、さくら先生、ありがとうございました。そして。お疲れさまでした」と悼んだ。