村上春樹さん、文学賞候補に ノーベル賞見送りでスウェーデンの文化人らが創設
今年のノーベル文学賞の発表が選考主体スウェーデン・アカデミーのスキャンダルで見送られたことに抗議し、スウェーデンの文化人らが今年限定で創設した新たな文学賞の最終候補4人に、村上春樹さん(69)が入った。選考主体「ニュー・アカデミー」が29日までに発表した。
受賞者は10月12日に発表される。授賞式はスウェーデンの首都ストックホルムで、ノーベル賞の授賞式前日の12月9日に行われる。
最終候補は、スウェーデンの図書館司書らが選んだ1次候補47人から一般の投票で絞り込まれた。受賞者は有識者らの審査委員会が決定する。
スウェーデン・アカデミーは5月、関係者による性的暴行やセクハラ疑惑などを理由に、今年のノーベル文学賞の発表見送りを決めた。