俳優の奥田瑛二（６８）が３０日放送のフジテレビ系「直撃！シンソウ坂上」（木曜、後９・００）に出演し、今月４日に７８歳で死去した俳優の津川雅彦さんをしのんだ。

　奥田と津川さんは映画「プライド　運命の瞬間」（１９９８年）で共演するなど、３０年以上の付き合いがある親友で、津川さんが亡くなる直前、７月２４日にも会っていたという。

　その時、津川さんは奥田に「あと３年なんだよ」と話しており、酸素吸入器こそ着けていたものの「ペロッと食べるし、もう意気軒高にバンバンバンバン話はする」と、元気だったといい、奥田は生きようという気持ちを「ある。満々と」感じたという。

　奥田は「まだやりたいことと、思ったことが途中のものがあったりするわけですよ。俳優としてもあるだろうし、映画というものに対する底知れぬ愛情もあるからね」と、志半ばで逝った津川さんの無念を代弁。

　「俺が世間を見渡して、この人が最後の先輩であり、尊敬する先輩であり、俳優である、すごい人なんだよ。あとは、見渡しても自分より年が上の俳優さんはいらっしゃるけど、それはもうどうでもいい。最後の僕が思っていた先輩が亡くなった」と、津川さんへの限りない敬愛を語っていた。