藤井七段 新人王戦で準決勝進出「次戦も全力を尽くしたい」
将棋の藤井聡太七段(16)が31日、大阪市の関西将棋会館で行われた新人王戦準々決勝で近藤誠也五段(22)を破り、準決勝に進出した。昨期は準々決勝で敗退していた。
2度目の対局となる2人。藤井七段は対局後「中盤は一手一手難しい将棋。どちらかと言うと自信のない局面が続いていた」と振り返った。
新人王戦は参加規定に「六段以下」などの条件があるため、七段までスピード昇段した藤井七段が同棋戦に参加するのは今期が最後となる。前期を上回るベスト4への進出を果たし、「(優勝をかけた)番勝負に出ることができるよう次戦も全力を尽くしたい」と決意を新たにした。
同棋戦は“若手登竜門”と言われる棋戦で、奨励会員や女流棋士、アマチュアも加えてトーナメントを行っている。準決勝では青嶋未来五段と対局する。
藤井七段は、今年度成績でも18勝3敗と好調を維持している。