林家まる子・カレー子がデビュー ライスさんも「天国で喜んでいる」
異例の母娘漫才コンビ、林家まる子・カレー子が31日、東京・浅草演芸ホールで開催された林家一門会でデビューした。2月に林家カレー子(69)と31年間コンビを組んだ夫の林家ライスさんが急死。周囲から声が上がり、単独でタレント活動をしていた長女の林家まる子(45)が父の代わりを務めることが決まった。
この日は愛知、茨城などから結成の経緯を知る友人らが駆けつけ、2人は昼の部の初陣で大きな拍手に迎えられて登場。ミスする場面もあったが、ライスさんを明るくいじるネタで笑いを集めた。
1987年に同所で行われた林家一門会でライスさんと漫才デビューしたカレー子は「(大歓声で)頑張ろうって思った」と笑顔。「(自己採点は)甘くして60点だけど、ライちゃんとの初舞台の時よりはだいぶいい。短いフレーズで伝えることは、(まる子に)レクチャーした」と話した。
漫才初挑戦のまる子は「80点。楽しかったからいい」と振り返り、ライスさんのネタは故林家三平夫人の海老名香葉子さん(84)からの勧めがあったという。
「ライちゃんは天国で喜んでいると思う」と声をそろえた親子の目標は、「私たちが頑張ることで、ライスの名前を輝かせる」こと。M-1グランプリへの挑戦はエントリー期日が過ぎており断念したが、女芸人No.1決定戦「THE W」にエントリーしており、上位を伺う。また、ライス・カレー子が活動していた環境漫才などにも挑戦する。