星組「東離剣遊紀」開幕 紅ゆずる「台湾まで参りますが、まず日本のファンに…」
宝塚歌劇団星組公演「Thunderbolt Fantasy東離剣遊紀/Killer Rouge 星秀煌紅」が31日、大阪・梅田芸術劇場で開幕した。同公演は10~11月に3度目の台湾公演での上演作。トップスター紅(くれない)ゆずるは、台湾の伝統的人形劇「布袋劇」を原作にしたミュージカルに挑戦した。
前回の台湾公演は2番手として、そして今回はトップスターとして出演する紅。「台湾の言葉は難しくて。ミュージカルの原作となった作品は、魔剣を巡る武侠ファンタジーで、台湾ではテレビ放映もされた大人気作。紅はミステリアスでつかみどころのない主人公リンセツアを硬軟自在に演じ上げた。 またショーは4~7月の大劇場公演の再演で、台湾語の歌の場面も披露された。
さらに紅が「紅子」(べにこ)という名の劇場案内係に扮し「紅子、海を渡る」と題し、トップ娘役の綺咲愛里(きさき・あいり)や二番手の礼真琴(れい・まこと)らと丁々発止のトーク。「この作品は台湾まで参りますが、まずは日本のファンの方にも楽しんでいただければ」とあいさつした。
同作は9月6日まで梅田芸術劇場公演で、9月13~24日に東京・日本青年館ホールで上演。台湾公演は10月20~28日に台北、11月2~5日に高雄市で行われる。