橋下氏 体操「全部ウソ」速攻全否定は古い手法「安倍さんの森友問題もそうだけど」
前大阪市長の橋下徹弁護士が1日放送のカンテレ「胸いっぱいサミット!」(土曜、正午)に出演。体操女子リオ五輪代表の宮川紗江選手(18)のパワハラ告発問題で、日本体操協会の塚原光男副会長(70)がテレビ各局の取材に「全部ウソ」と全否定したことに、昔にはやった対応方法だが、今回は弁護士のアドバイスではないだろうと分析した。
橋下氏は光男氏が、まず全否定から入ったことに「すぐに宮川選手の言ったことを『ウソだ』って言っちゃう。安倍さんの森友問題なんかもそうだけど、何か問題があった時に『一点の曇りもない』とか『自分はなにも悪いところはない』『相手は全部ウソだ』と言うのは、やっぱりちょっと問題がある」と指摘した。
共演した東国原英夫が、女子レスリングのパワハラ問題の時も同様だったとして「あれって、とりあえず否定するというのは弁護士のアドバイスですか」と問うと、橋下氏は「昔は全部認めて謝ってしまうと、あとで損害賠償請求くらうってことも考えて、否定するのが流行ってたけど、今は変わってます」と説明。「認めるところは認め、争うところは争い、あとは第三者委員会でしっかり調査してもらう」のが主流だとし「今回も不手際があったことは間違いないから、謝るというのは普通です」とした。
東国原が「塚原さんの弁護士は『言っちゃったよ…』と思ってるか」と問うと、橋下氏は「僕はそう思いますよ」と応じていた。