桑田佳祐 さくらももこさんを悼む…「何の恩返しもできなかった」
サザンオールスターズの桑田佳祐(62)が1日、TOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」に生出演し、8月15日に乳がんのため死去した漫画家のさくらももこさん(享年53)をしのんだ。桑田はさくらさんが作詞、自身が作曲を手がけた「100万年の幸せ!!」で、2012年4月から5年半にわたって、さくらさんの大ヒット作品「ちびまる子ちゃん」のアニメのエンディングテーマを担当した。
17年10月に自身もアニメキャラとして本編に登場した桑田は冒頭で「まるちゃんとの出会いに感謝」とコメントし、「お世話になったさくらももこ先生、ご冥福をお祈りします」と悼んだ。さらに、番組後半でさくらさんを追悼。「100万年-」について、12年の正月にさくらさんの手書きの詞が届き、「これに曲をつけてもらえませんか」と依頼されたと明かし、「お手紙の感じが良かったので、ぜひやらせてもらいますとなった」と完成の経緯を振り返った。
自宅にさくらさんの絵が多数あって「宝物」とした桑田は、「私も病気(食道がん)になりまして。2010年に。さくら先生は桑田を励ましてやろうと思ったんだと思う。今となっては。私をすてきな舞台に上げてもらった」と感謝。自身の“出演”したアニメを見た際は「涙が止まらなかった」という。「やっていただくことばかりで、何の恩返しもできなかった」と悔やみながら、最後に「ゆっくりお休み下さい」と天国のさくらさんに言葉を送った。