松原智恵子「だんだん私が一番年上に」…津川雅彦さんら先輩の他界寂しがる
女優・松原智恵子(73)が3日、俳優石田信之原作・脚本で全国ツアー中の朗読劇「遠き夏の日」の取材会を、大阪市内で開いた。
終戦間際、特攻隊の出撃基地があった鹿児島・知覧を舞台にした恋物語。松原は「いい企画に巡り逢えました。私は終戦の年ですが、戦争中に生まれた者として、2度と戦争が起こらない国を作るため、伝えていく役目があると思います」と作品への思いを語った。
親交があった津川雅彦さんが8月に亡くなり「10月から一緒にお仕事することも決まってたのに、信じられません」と残念がった。津川さんら、戦争体験を持つ先輩俳優が少なくなっていく現実を「だんだん私が一番年上になってきてます」と寂しがった。
朗読劇は初めてで「長く何十年もやってますが、初めての挑戦です。舞台で皆さんに発するというのはいいものですね。こう見えて、よく(ご飯を)いただきますので、体力は大丈夫です」とほほ笑んでいた。