中島貞夫監督、84歳で杖を振り上げ「どやさー!」…京都映画祭で20年ぶり新作
「第5回京都国際映画祭」(10月11~14日)の発表会見が3日、京都市内で行われ、映画監督の中島貞夫氏(84)の20年ぶり新作時代劇「多十郎殉愛記」を初上映することが発表された。
高良健吾主演で、殺陣の魅力を存分に詰め込んだ映画史に残る「ちゃんばら映画」を目指して製作した作品で、会見で中島監督は「若いバリバリの連中にやってほしかった」と説明。撮影現場で年齢を感じさせない迫力で指揮をとる様子が紹介されると「つい杖を振り回してしまうんだよ」と笑わせた。
会見のラストでは、漫才師・今くるよが音頭をとり、全員で「どやさーっ!」を繰り出し、中島監督も杖を振り上げて加わっていた。
今年の映画祭のアンバサダーを女優・三田佳子が務めることも発表された。