樹木希林 直筆コメで心境「申し訳なく涙涙」 闘病中で欠席
左大腿骨骨折で入院中の女優・樹木希林(75)が出演している映画「日日是好日」(10月13日公開)のプレミアム試写会が4日、都内で行われた。主演の黒木華(28)の茶道の先生を演じた樹木は舞台あいさつを欠席したが、直筆のコメントを寄せた。8月15日に手術を受けたが、その後、気管支や肺が弱っていることもあり、一時危篤になったことも伝えられていた。
高円宮絢子さまが出席予定だった1日に「この度、高円宮久子妃殿下並びに同絢子女王殿下の御臨席を賜りまして、ひたすら有難く頭(こうべ)を低(た)れるばかりです。台風接近もともない、申し訳なく涙涙でございます。心ふるえるような時をいただいてをります」(原文まま)としたためたメッセージは黒木が代読。読み終えると温かい拍手が起こった。
黒木は、共演した樹木について「本当にかっこいい方。現場が朝早くても、ご自身で(車を)運転して来られた。『何でそんなにかっこいいんですか』と聞いたら、『そうなのよ。私は自分の周りにはかっこいいものしか置かないようにしてる』と言われた」と尊敬の念を抱いていることを明かした。
娘婿の俳優・本木雅弘(52)が8月30日にイベントに登場し、一時危篤状態だったことを明かした。関係者によると、現在も声は出せない状態という。
樹木は13年3月に「全身がん」と告白し、14年には全身がんの治療を終了。その後は「何も(治療)しないで病気を引き受ける」などと発言している。