体調不良で番組途中退席の武田一浩氏 検査で異常なし、自宅安静
日本ハムなどで活躍した投手で、野球解説者の武田一浩氏(53)が5日、NHK BSで生放送された大リーグ「レンジャーズVSエンゼルス」の中継途中で体調不良のため退席するアクシデントがあった。放送中に病状の説明がなかったため、ネット上では心配する声が上がっていたが、NHKへのその後の取材で、病院で検査を受けたが異常はなく、現在は自宅で安静にしていることが判明した。
中継は途中から森中直樹アナウンサーが1人で担当。実況と解説を兼ねた分かりやすい話し口で、最後まで“一人二役”を務め上げた。
NHKによると、「武田氏が話すのがつらそうなことに現場スタッフが気付き、退席するよう促した。病院で診断を受けたところ、異常はなかった」といい、入院はせず、帰宅した。
今後は武田氏本人と相談しながら体調万全になり次第、解説に復帰する。5日午後の時点では、出演者変更などの影響はないとした。
武田氏はこの日の中継最初には「よろしくお願いします」と元気にあいさつ。しかし、二回裏から武田氏の発言がなくなり森中アナが1人で実況を務めていた。
三回を終了したところで森中アナが「大変申し訳ありませんが、解説の武田一浩さんが体調不良のため今、放送席を離れました。しばらくは私一人でお伝えして参ります」と説明した。その後も何度か同様の説明があった。結局、最後まで武田氏は放送席に戻らず。体調不良の詳細については、放送内では触れなかった。