体調不良で６月１７日から休業していた、ＳＫＥ４８の松井珠理奈（２１）が６日、名古屋市のＳＫＥ４８劇場で行われた同グループの公演に登場。８１日ぶりに公の場に姿を見せ、復帰した。

　公演の冒頭、１人でステージに現れた松井は、万雷の“珠理奈コール”を受け、思わず涙。「泣いてる姿は見せたくなかった～！」と恥ずかしそうに話した。続いて、北海道で発生した地震の被災者にお見舞いの言葉を述べ、「私、松井珠理奈は、たくさん、たくさんお休みをいただきまして、本当にすみませんでした」とファンに謝罪した。

　大きな拍手と声援に包まれながら、「皆さんが心配して待っていてくれたり、メンバーも『お帰り！』って迎えてくれて、本当にうれしくて…。そのパワーが励みになりました」と感謝の言葉も。また、総選挙の１位獲得も改めて報告し、再び珠理奈コールに包まれた。

　松井は６月１６日に開票イベントが行われた「第１０回ＡＫＢ４８グループ世界選抜総選挙」で１位を獲得。だが、当日のライブでは過呼吸のような症状で一時退出するなど、体調面の不安が目立った。１７日の握手会を途中退席して以降は、仕事を行うことのできない状態に。７月７日に、療養のため無期限で休養することが発表された。

　総選挙１位の“ご褒美”としてセンターを務める予定だった、９月１９日発売の新曲「センチメンタルトレイン」のレコーディングやＭＶ収録にも参加できず、絵コンテやＣＧでの出演となった。関係者によると、松井は７日にテレビ朝日系の音楽番組「ミュージックステーション」（金曜、後８・００）に出演し、正式に復帰。初めて本来の１６人バージョンで同曲を披露する。

　今月１日の深夜には、ＳＫＥ４８の支配人・湯浅洋氏がツイッターで松井の写真を公開。「ご心配をおかけしています、珠理奈ですが、少しずつ元気になっております」などのメッセージとともに、両手でピースサインをつくり笑顔で写真に収まる松井の姿を伝えていた。