安室奈美恵 15日“最後の降臨”空港から街中まで…沖縄に全国のアムラー大集結
歌手・安室奈美恵(40)が引退前日となる15日にラストライブを行う故郷の沖縄県には14日、国内外からファンが続々と集結した。
惜別の思いを胸に、ファンが安室のために活動する“アム活”もいよいよクライマックス。沖縄市内で開催中の展示会は、前売り券、当日券ともに初めて完売した。ライブ会場となる沖縄コンベンションセンター周辺には、リハーサルの音漏れを期待したファンの姿があった。
那覇空港では縦70センチ×横4メートルの看板の安室が、ファンをお出迎え。観光ブランド「Be.Okinawa」をPRするものだが、1週間限定掲示とあって、ファンが次々とスマホで写真に収めた。関係者によると、10日間で1万回だったブランドのホームページアクセス数は、先月の安室起用後に18万回以上に跳ね上がったという。
8月2日から引退日まで続く展示会「Final Space」沖縄会場は、ラスト3日間は前売り券1550枚ずつを売り出したが、すでに完売。この日は1000枚用意された当日券も、午後1時40分にはすべてなくなり、入場待ち6時間という大フィーバーになった。
お手製のライブ衣装で福岡から来場した本多アヤさんは、「私にできるのは感謝の気持ちを込め、安室ちゃんのコスチュームを(まねて)作ること」としみじみ。秋田から訪れた佐々木志穂さんは、生まれつき耳が不自由だったというが、「10年前に手術し、初めて歌を感じた時は涙が流れました。私に音楽を教えてくれたのは安室さん」と思いをあふれさせた。シー・ペイ・チュンさんは「きちんとお別れのあいさつをしたくて」と台湾から海を渡ってきた。
ラストライブ会場に隣接する、ぎのわん海浜公園には20人ほどのファンが集まり、大阪府の出田幸江さんは「チケットは取れませんでしたが、リハーサルをされてるでしょうし、少しでも近くにいたくて」と安室愛を全開に。園内では本番の音漏れを聞こうと、ビニールシートで翌日の場所取りをするつわものも出現した。15日に“奈美恵狂騒曲”が奏でられるのは必至だ。