岸本加世子、CMで名コンビ樹木希林さんに感謝「いつも親代わりのように」
女優の樹木希林さんが15日に死去したことを受け、富士フイルム「フジカラー」のテレビCMなどで共演した女優の岸本加世子が所属事務所を通じてコメントした。
「私が15歳の時、デビュー作からご一緒させていただき、女中コンビという設定でしたので、ズブの素人だった私は毎日希林さんにくっ付いて演技を学ばせて頂きました。その時の希林さんの役名だった『カネタさん』と今だに呼ばせていただいておりました」と振り返る岸本は、「長年にわたりフジカラーのCMでの溢れるほどの思い出も、ワールドカップの決勝戦を一緒に見に行った事も、何かあった時にはいつも親代わりのように心配してくださったり、時には突然自宅に来られる事もありました。感謝しかありません」と思いをにじませた。
「心からご冥福をお祈り致します。カネタさん、ありがとうございました」と出会った頃と変わらぬ呼び名で偲んだ。
「フジカラー」写真プリント、写ルンですのCMでは、軽妙なやり取りが印象的だった。岸本のセリフ「美しい人はより美しく、そうでない方はそれなりに写ります」は流行語になった。