浅田美代子 樹木希林さんを思い涙「母であり、姉であり、親友でもある」
15日に死去した女優・樹木希林さんとドラマ「時間ですよ」「寺内貫太郎一家」などで共演し、公私ともに親交の深かった女優・浅田美代子(62)が17日、都内の樹木さんの自宅を弔問に訪れた。
時折、涙ぐみながら取材に応じた浅田は、樹木さんが8月13日に知人宅で転倒して大腿骨を骨折して入院後も「ほとんど毎日そばにいさせてくれて感謝してる」といい、「身をもって死と向き合い、最後の最後までしっかりしていた」と称えた。病院から自宅に戻った14日の様子について「ぶどうを口にしておいしいねってうれしそうな顔をしていた。まさかその日の晩に亡くなってびっくりした。家に帰ることは楽しみにしていた」と明かした。
病院では面会を断っていたとし、「車イスに乗れる状態じゃないのに、歩行器を用意しろと言ってた。(がんが)骨まで転移していたのに、気丈で立派だった」と話した。食事やお酒を一緒に楽しんだ思い出も数多いという浅田は、樹木さんを「母であり、姉であり、親友でもある」と表現。今年の春ごろから食欲がなくなり、げっそりとやせて心配していたという。
自身がデビューした73年の「時間ですよ」での共演を「子供だったんで、金魚のフンみたいに(樹木さんに)くっついていた。家族より長い時間、一緒にいた」と懐かしそうに回想。「(樹木さんは)いつも忙しそうにしていた。あちらに行っても、いろんな知り合いがいて声を掛けられて、こっちに来ても忙しいのねって言ってる気がする。(西城)秀樹、加藤(治子)さん、(左)とん平さん…」と「寺内-」の共演者の名前を挙げた。
また、樹木さんの家族について「(娘の内田)也哉子は頑張った。(娘婿の)本木(雅弘)さんは病院にも来てくれた」と気づかった。