ベテラン俳優の田中健（６７）が１７日、公式ブログを更新し、１５日に７５歳で死去した女優の樹木希林さんの芸名「悠木千帆」時代を回想している。

　田中は「昨日、樹木希林さんが亡くなったニュース速報を見て『本当？！どうしよう』という混乱が最初の感情でした」と訃報を知った時の心境を明かし、「まだ悠木志帆さんとして活躍していらした頃、一度だけ時代劇の作品に出演しました」と、樹木さんとの接点を説明。

　「同じシーンは残念ながらなかったので、樹木さんの演技をどうしても見たくて、カメラの後ろに立っていました。リアリティのある人物像が膨らんだ魅力的な芝居です。彼女の演技が今でも脳裏に焼きついています」と、悠木千帆時代から名演を見せていたことを証言している。

　その後、樹木さんとの共演はなかったが「いつも気になる方」だったといい、「本当に惜しまれます。心よりご冥福をお祈りします」と悼んでいる。

　また、女優の戸田恵子は１６日深夜に更新した公式ブログで「数少ない共演でしたが、インパクトはありすぎです。想い出をゆっくり辿ります」と、樹木さんの強烈な印象を振り返っている。