「悪役商会」八名信夫が監督・脚本 映画で被災地に元気を!熊本から全国へ
俳優集団「悪役商会」の代表八名信夫(83)が熊本地震の被災地を舞台にした映画「駄菓子屋小春」を自主製作し、18日、熊本県庁で完成報告の記者会見を開いた。被災者が前を向いて生きる姿を描くことで熊本を元気にしたいとしている。22日から熊本のほか、西日本豪雨や東日本大震災の被災地でも上映する。
映画は地震から約1年たった熊本市内の商店街にある駄菓子屋を地域の人たちが守るストーリー。3月下旬から約1カ月間、熊本市のほか、震度7を2回観測した益城町や宇土市で撮影した。八名は監督や脚本を手掛け、出演もしている。
以前から熊本県山鹿市の国重要文化財「八千代座」で舞台を披露するなどしていた八名。「熊本は苦しくてもつらくても、自分を励まし、汗をかいて災害を乗り越えようとしている。北海道の地震に西日本豪雨と災害が多いが、全国に希望や勇気を与えたい」と力を込めた。