ファッション通販サイトＺＯＺＯＴＯＷＮを運営するスタートトゥデイ社社長の前澤友作氏が民間人として初めて月旅行を契約したことに、日本の宇宙飛行士たちがツイッターなどで続々と反応した。

　１５年７月から約半年間ＩＳＳに長期滞在した油井亀美也さんはツイッターで「芸術家の方々と宇宙へ！個人的に『素晴らしいアイディアだなぁ』と思います。芸術家と言えば駆け出しの画伯が居ますが、これでは旅行へ行くアーティストには選ばれないですね（笑）」というつぶやきとともに、自身が地球の写真の上に描いた絵を披露し、前澤氏のチャレンジを喜んだ。

　同じく宇宙飛行士の山崎直子さんは前澤氏のツイッターをリツイートし、英語で「あなたが新しいスペースと芸術分野の扉を開けることを楽しみにしています。月への素敵な旅を！」と呼び掛けた。

　野口聡一さんはＴＢＳ系「ビビット」に生出演。野口さんはこれまで２回宇宙飛行に行き、来年末には３回目の宇宙飛行も予定している。今回の月旅行については「現実的。彼らがが考えているプランそのものはアポロ時代の計画と似ていますので、可能性は充分ある」と説明した。

　更に「前澤さんは前から宇宙に興味をお持ちで、我々はロシアで訓練してますが、ロシアの打ち上げにいらっしゃったこともありますし、いつかはこういうことに挑戦されると思っていた」とコメント。そして「昨日の発表の仕方が凄くセンセーショナル。宇宙に興味ある人の熱意が立ち上がった（会見だった）」と評価し「アメリカでも非常に話題になっている」とも語っていた。