フォークの神様・岡林信康 美空ひばりさんをゴールデン街に…「パトカーが来た」
“フォークの神様”ことシンガー・ソングライターの岡林信康(72)が19日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」に出演し、戦後を代表する歌手の故美空ひばりさんとの交流を明かした。
ひばりさんは岡林作詞作曲の「月の夜汽車」など2曲を歌っており、岡林は初対面でひばりさんに「あんた、ヒゲそったら?あんた、ヒゲそったらいい男になるのに」と言われたという。
また、ひばりさんの希望で、東京・新宿ゴールデン街にひばりさんと母の喜美枝さんを連れて行ったエピソードを披露。
ひばりさんは「流しの歌に合わせてバンバカバンバカ歌った」ため、岡林は「止まらなくなって心配した」。当然の成り行きとして「まわりから人が押し寄せてきて通りも人があふれて、最終的にはパトカーが来た」という騒ぎになった。
岡林は「僕らパトカーが来る前に脱出した。来てたら僕たち2人、新宿警察署に引っ張られてた」と、危機一髪の脱出劇を回想。
「歌手として自分はトップだというプライドがすごかったんですけど、歌離れると、美空ひばりがどんな存在かあんまり分かってない」「自分がそんな所に行きゃどんな騒ぎになるか、それが分かっていらっしゃらないんです」と、ひばりさんの素顔を明かした。
また、歌手として「うまいとかってレベルじゃなくて、みんなが脂汗流して必死になってる歌を、鼻歌のように歌えるんですね」とひばりさんの偉大さを指摘し、「悔しい…」とつぶやいていた。