NHK、「Rの法則」損害賠償は「対応中」 後番組は未成年レギュラーなし
NHKは19日、都内の同局で放送総局長定例会見を開いた。元TOKIOの山口達也氏が司会を務めていたEテレ「Rの法則」が、同氏の不祥事で打ち切られたことによる損害賠償を求めるかどうかについて、木田幸紀放送総局長は「損害賠償等々は対応中です」と話した。
番組は山口氏の事件が明るみに出た4月25日から放送休止となり、5月7日に打ち切りが発表された。同月に損害賠償と請求の対象などを「精査」すると発表してから約4カ月が経過しているが、以前として結論は出ていない。
対応している内容について、木田氏は「対応中なので具体的なことは言えないのですが、番組が受信料で作られているということを重く感じている。関係者と話し合いをさせていただいている」と、話し合いが続いてことを明かした。
「Rの法則」の後番組は、同じ10代をターゲットにした「沼にハマってきいてみた」(月~水曜、後6・55)に決定。サバンナの高橋茂雄と女優の桜井日奈子、モデルの松井愛莉がMCを務め、10代がハマっている世界を深掘りしていく。
未成年が出演する「R-」のMCを務めていた山口氏が未成年を相手に事件を起こした。「R-」と同じ時間帯に同じ10代をターゲットにした後番組に、木田氏は「10代の視聴者に楽しんでいただく番組は貴重な存在。ターゲットは同じにして新たな番組をスタートする。テーマに関係している未成年の方をスタジオに招くことはあるかもしれませんが、10代のレギュラー出演は考えてないです」と、未成年の出演は避けたことを明かした。