歌ネタ王優勝のメンバー ギャラは月に2万8千円、月に20日はアルバイト
お笑いコンビの「メンバー」が19日、MBSで生放送された「歌ネタ王決定戦2018」で優勝した。視聴者投票による「LINE賞」にも選ばれて100万円相当の賞金も獲得し、優勝賞金300万円と併せて400万円を手にした。終演後、取材に応じた2人は「うれしいです」と喜びを爆発させた。
メンバーは小学校時代からの同級性の山口提樹(31)と潮圭太(31)で2006年に結成。「半年程度」で芸人としての活動をいったん停止し、10年にコンビ名をあらためて再始動した。現在は広島を拠点に活動しているが、テレビやラジオのレギュラーは1本もなく、芸人としての稼ぎは「月に2万8000円程度」。月に20日ほどアルバイトをして生活している。
全国的にはほぼ無名の状態から、一夜にして大きな知名度を獲得した2人。手にした400万円については「使い道は決まっていない」と口をそろえ、まだ優勝も信じられないといった様子だ。現時点では東京や大阪への進出も考えていないといい、山口は「ネタで全国ツアーをしたい」と意気込みを語った。
決勝では、ラップ調のリズムにのせた掛け合いのネタを披露。満点となる100点を付ける審査員も出るなど、独特のネタで会場を沸かせた。