樹木希林さん 自宅の会見部屋をTVで再放送 内田裕也逮捕時の秘話も…
15日に亡くなった女優・樹木希林さん(享年75)が都内の自宅を公開し、今年5月にTBS系「ぴったんこカン・カン」で放送された内容が21日、追悼として同番組で改めて放送された。
芸能事務所に所属せず、自ら愛車を運転し、自宅には留守番電話とFAX1台だけで、取材依頼などすべてに自身で対応し、移動の飛行機の手配なども自ら行っていた樹木さん。どんなに不利な案件でも、ほとんどすべてに直接対応してくれ、報道陣は何度も自宅に招き入れられた。たびたび“会見場”となったのが自宅にある打ち合わせ部屋(ミーティングルーム)。この日の番組では趣味のいい家具などもじっくり公開された。
樹木さんは2011年6月の放送回で同番組に初登場。鹿児島でのロケだったが、実はこの収録は、夫でロック歌手・内田裕也が、交際していた会社員の女性(当時50)に対する強要未遂と住居侵入の疑いで逮捕されていたことが判明した当日の同年5月13日だったことが明かされた。樹木さんは都内の自宅で会見した直後に、この番組のロケに飛び立っていた。
樹木さんは駐車場のすぐ近くにあるミーティングルームに報道陣を招き入れ、「(被害届提出で、夫の悪事を)さらしていただいて逆にありがたかった」と被害者女性に感謝してみせるなど、貫禄を見せつけていた。
50坪(敷地面積150坪)の自宅は、家政婦は雇わず、すべて自身で掃除。最後の出演となった今年5月の放送では、「皆さんが(家に)来るんで掃除したんじゃない。いつもだいたいこんな感じ」と話していた。
ミーティングルームにはグランドピアノや俳優・平幹二朗からもらったというテーブルセットもしっくりと馴染んで置かれていた。