たけし 樹木希林さん悼む「じゃんじゃんいい女に」
ビートたけしが22日、TBS系「新・情報7days ニュースキャスター」に出演。15日に亡くなった女優・樹木希林さん(享年75)について、思い出を語り、悼んだ。
昭和43年に起きた金嬉老事件をドラマ化した「金(キム)の戦争」(91年、フジテレビ)で母子役で共演するなど、共演経験のあるたけしは、「ボクサーで言えば、ベテランのファイターだね。相手が新人だったら、徹底的にやられちゃうね。左手一本で扱われるぐらいうまいですよ」と舌を巻いた。
そして「相手のいいパンチを絶対出させない。テクニックがあるから。希林さんとやるとみんな、嫌がるよね。(自分の)いいとこ出せないから。ガッと抑えつけられるから。役者として自分が出たら自分の世界、っていう。(相手を)入り込ませないぐらいの、世界チャンピオンクラスの芝居のやり方をするから」と振り返り、「若手はみんな参っただろうね。うーん、うまいもんです」と深い敬愛の思いを込めて語った。
また、過去から現在までの映像で振り返った後には、「じゃんじゃん、いい女になってるね。若い時より今の方が一番いいね」としみじみ言葉にしていた。