駿河太郎、たかじんさん役に胸いっぱい「こいつ俺に似てる」 8キロ減量で熱演
俳優の駿河太郎(40)が22日、2014年に亡くなった歌手やしきたかじんさんの生涯を描くカンテレの特別ドラマ「なめとんか やしきたかじん誕生物語」(関西ローカル、11月放送)の発表会見を大阪府内で行い、「賛否両論出るでしょうし、かなりのプレッシャーです」と実在したスターを演じる心境を語った。会見ではたかじんさんが晩年に駿河を見て「こいつ俺に似てる」と話していたことも明かされた。
ドラマは、長年たかじんさんと番組を作った制作スタッフが中心となり、関係者への取材などを基に、たかじんさんの19歳から晩年までの波乱に満ちた人生を描く。
数々の伝説を残したたかじんさんを演じる駿河は、「皆さんそれぞれにたかじんさんの思い出があり、賛否両論出るでしょうし、不安もありますが、それ以上に挑戦したいと思いました」とオファーを受けた理由を説明。
父の笑福亭鶴瓶(66)はたかじんさんと交流があったが、駿河は直接会う機会はなかったという。ただ今回、制作スタッフから、たかじんさんが晩年、TBSドラマ「半沢直樹」に出演している駿河を見て、鶴瓶の息子と知らずに「こいつ俺の若い時に似てるな」と言っていたと教えられた。駿河は「僕がこの役に決まった、きっかけだと思います」と語った。
撮影は9月上旬に開始。たかじんさん愛用のサングラスや、ジャケットなどを借りて、「ゆめいらんかね」「東京」などの歌唱にも挑戦。晩年を演じる際には8キロの減量も行った。駿河は「(たかじんさんに)こんなに売れない時期があったのかと。僕も20代はバンドマンで本当に売れなくて…」と共感も口にした。
仕事に真剣に向かい続けたたかじんさんを演じる駿河も、この作品に役者魂を燃やす。「ある程度は皆さんが持つたかじんさんのイメージに寄せますが、ものまねではなく、僕が台本から感じたことを演じたい」と決意を明かした。