宮沢りえ 声優への尊敬と憧れ「筋肉が違う」
女優の宮沢りえ(45)が24日、吹き替えを担当した映画「ルイスと不思議の時計」(10月12日公開)の完成会見に参加。声優への「尊敬と憧れ(あこがれ)」を語った。
ケイト・ブランシェット(49)演じる魔女ツィマーマン夫人の声に低音を駆使した宮沢は「収録のときは大好きなケイト・ブランシェットの顔を見ながら、自分の声を乗せていくのがエキサイティングでしたし、緊張しました。まだまだ自分が足りなく感じたところもありましたけど、一生懸命やらせてもらいました」と振り返った。
ジャック・ブラック(49)演じるポンコツ魔法使い・ジョナサン役の佐藤二朗(49)から「りえさんはケイト・ブランシェットに似てる」と言われたが、宮沢は「骨格が違うんだなと感じた。英語と日本語の発音の違いもある。深い声がどうやっても日本語で出せない」と苦労を明かした。
さらに、映像を見て佐藤が発した「すげえな、声優」に同意した宮沢は、「吹き替えの仕事をやると、私たち俳優と声優さんの筋肉が違うと分かる。私たちは“出てナンボ”のところがある。いつも(吹き替えを)やるたびに、声優さんへの尊敬と憧れが増す」と告白した。
また、手に入れたい魔法について、宮沢は「(どこかの)国へ行ったら、その国の言葉をしゃべれたらいい。フランスならフランス語、英語圏なら英語、中国なら中国語…」と希望。続く佐藤が「ベタベタですけど透明人間」というと、「相手が自分の存在に気付かないのは寂しくないですか」と疑問を投げかけた。これを聞いた佐藤は「りえさん、今の取り消します。相手が気付かなかったら寂しいもんね」とあっさり前言撤回した。