落語家の立川志らくが２６日、ＴＢＳ系「ひるおび！」に出演し、貴乃花親方が２５日に突然の引退届を提出したことに言及。相撲界の大功労者をこのまま辞めさせることに疑問を示し、他の親方、関取衆に「もっと声を上げるべき」と呼び掛けた。

　番組では、貴乃花親方の引退届提出について特集。コメントを求められた志らくは、日本相撲協会側と貴乃花親方側の言い分が真っ向食い違っていることに「パワハラと同じ。どっちが正しいかは第三者委員会が調べれば一番いい」と、どちらが正しいかは分からないとしたが、貴乃花親方がこれまで相撲界で築いてきた大きな功績を挙げ「これだけ素晴らしい大横綱、一代年寄をこんな形で辞めさせていいのか？親方、関取衆はこれでいいか？なんで皆黙っているのか」と怒りをにじませた。

　「貴乃花ダメですよ、だけではなく、中にはもっと声を上げて辞めさせちゃダメですよって、協会おかしいんじゃないですか？と言ってきたっておかしくない。皆、何をしてるんだ」と、貴乃花の功績を評価する人達はもっと意見を表明すべきと訴えた。

　更に「イチロー、松井がこんな形で辞めたら選手達、絶対何か言ってきます。ファンも黙っちゃいない」と野球界を例に挙げ「どっちが正しいかは分からない。でももっと声を上げるべき。大功労者をこんな形で辞めさせるなんて、普通のスポーツの世界じゃ考えられない」ともコメント。

　貴乃花親方に関しては「変わってるし、組織人としては間違っていることはいっぱいある」とも語ったが「でも、（芝田山親方も）事務的なことを言わず、『話し合いましょうよ』と問うべき」と、書類上の不備を言っていた協会側へ苦言を呈していた。