吉本新喜劇座長の小籔千豊が２６日深夜にＡＢＣテレビで放送された「今ちゃんの『実は…』」（水曜、後１１・１７）に出演し、同じ所属事務所の後輩、くっきーと千鳥が大人気を博していることについて、「後輩に抜かれた感じがめっちゃ恥ずい」「どう思ってるねん」などと疑心暗鬼になり、嫉妬の炎を燃やした。

　小籔は「皆さん感じていると思いますが、今、吉本ですごい勢いで売れているのは、くっきーと千鳥」と２組の名をあげた。小籔はスカパーで番組を持っているそうで、その番組にもこの２組と出ていることから「後輩に抜かれた感じがめっちゃ恥ずい」と嘆いた。

　小籔と千鳥は同じタイミングで東京に進出したそうで、しかしながら先にレギュラーを持ったのは小籔だったという。一緒に道を歩いていても声を掛けられるのは小籔だったと明かし、「そんなことで僕は優越感に浸ることはないんですけど、それが常だった。先輩やし」と小籔は振り返った。

　シンガポールに一緒に旅行に行った時も、前方から日本人が来たら「小籔さーん」と声をかけられるのは圧倒的に小籔だったという。しかし、１年後、同じ顔ぶれでシンガポールに行ったところ、「ノブ～」と千鳥の名を呼ぶ声に完全に変わってしまった。

　小籔は「それはしゃあないです。僕もずっと売れてたわけじゃないので慣れっこ。でも、劇的に変わったら気を使っているのでは。どう思ってん？」と後方に座った千鳥に尋ねた。自身が主宰した音楽フェス「コヤブソニック」でも千鳥の方が人気があったそうで、小籔は千鳥に、「フェスの時も、あいつ一番人気なかったって思てたんちゃう？」と疑心暗鬼に尋ねた。

　千鳥は「僕らはサプライズだった」などと先輩への気遣いを忘れなかった。