周防監督5年ぶり新作は「はじけた映画」 “因縁”の竹中直人&渡辺えりがバトル

 映画監督、周防正行氏(61)の5年ぶり新作映画「カツベン!」(仮題、19年12月公開予定)の主演を成田凌(24)、ヒロイン役を黒島結菜(21)が務めることが決定し、このほど撮影を開始した京都市内で制作会見が行われた。映画が無声だった時代に活躍した「活動弁士」をテーマに、周防監督は「いつもにも増して、はじけた映画になります」と予告。会見では周防作品でおなじみの竹中直人(62)と渡辺えり(63)の爆笑バトルも勃発した。

 活動弁士は約100年前、サイレントだった映画の上映時に独自の“語り”で解説を加えてスター的存在だった、日本独自の職業。周防監督は「まだ映画が幼年期だった、はじまりの頃の物語で、映画の歴史を感じていただければ」と説明した。

 毎作品、テーマ設定し、「シコふんじゃった。」(92年)では学生相撲を、「Shall we ダンス?」(96年)で社交ダンスをコミカルに描いたことで知られる周防監督は「いつもにも増して、はじけた映画になります」と明かした。

 主演の成田と黒島はオーディションで抜てき。周防監督は「初々しさの残る俳優さんを選ばせていただいた」と説明した。

 活動弁士に憧れる主人公役で、映画初主演となる成田は「プレッシャーもありますが、はいつくばって、しがみついていきます」と決意。周防監督から「撮影が終わったら、アルバイトで活動弁士をやれるくらいに」と求められると「映画の宣伝の時にやります」と宣言していた。

 周防作品でおなじみの竹中と渡辺も登場。2人は「Shall we-」ではいがみあう役柄だったが、今回は96年と同じ役名「青木富夫」「豊子」で、老舗劇場を経営する夫婦役を演じることになった。しかし、マイクを持つと、渡辺が「あの男、台本読んでないから役どころ知りませんよ!」と攻撃し、竹中が「63歳にもなって、いい歳こいて、人を指さしてしゃべるな!」と反撃。「黙ってろ!」「なんだお前、表出ろ!」と大ゲンカをはじめて笑わせた。

 小日向文世(64)、永瀬正敏(52)、竹野内豊(47)、音尾琢真(42)、井上真央(31)、高良健吾(30)の出演も発表された。

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