吉澤ひとみ被告芸能界引退 保釈後自ら事務所に申し出…被害者とファンに謝罪

 保釈される吉澤ひとみ被告=27日
 吉澤ひとみ被告の直筆署名入りファクス
2枚

 6日に都内で酒気帯び運転してひき逃げし、2人に軽傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で逮捕、起訴されていた、「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの吉澤ひとみ被告(33)が28日、芸能界を引退した。所属事務所を通じてファクスで「18年間お世話になった芸能界からは引退します」と発表。モー娘。全盛期の中心メンバーが、ハロー!プロジェクト20周年に傷を付ける形で去った。

 飲酒、ひき逃げ、信号無視、事件の代償はとてつもなく大きかった-。

 吉澤は事件を起こしてからの21日間で、自身と向き合い、弱さと未熟さを自覚したことを告白。被害者に「深くお詫び」し、けがの回復を願う一方で「自分が犯した罪を償い、一社会人として母として恥ずかしくない行動ができるよう、進んで参ります」と心を入れ替えることを誓った。

 ファンに対しては「裏切るような結果となってしまったこと、本当に、本当に申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 所属事務所も同時にコメントを発表。保釈された吉澤と面談して、引退の意向を確認し「専属マネージメント契約を本日付で解除」したと説明した。

 吉澤は2000年にオーディションに合格し、モー娘。に4期メンバーとして加入。グループの全盛期を支えた。07年に卒業した後もタレントとして活動。モー娘。OGとしてしてハロプロのステージに上がることも多かった。

 今年はハロプロ結成20周年ということもあり、8月には記念公演にも出演。喫煙騒動などを起こし、長らくハロプロと接点のなかった同期の加護亜依(30)と共演したが、今度は自身が身を引くこととなった。

 20周年公演の映像化にも影響が出るものと見られ、ほかにも後輩たちへの悪影響も懸念される。節目の年に泥を塗るという後味の悪い形で芸能活動を終えることとなった。

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