ウルフルズ 新体制後初「ヤッサ」…3人で再出発
ロックバンド・ウルフルズが29日、大阪・万博記念公園で恒例の野外ライブ「ヤッサ2018」を開催した。リーダーのウルフルケイスケ(53)がソロ専念することになり、3人体制となって初の看板イベント。ボーカルのトータス松本(51)は「また3人になってしもたんや!」とグループの紆余曲折をネタに笑わせ、1万5000人に再出発を宣言。雨が奇跡的に止んだ3時間、賑やかなステージを完全燃焼した。
開演の午後3時半からフィナーレの花火まで、雨はぴたりと止んだ。ウルフルズ恒例16回目のカーニバル。松本は「奇跡です」と歓喜し、悪天候の中、集まったファンに「こんな寒い日に、熱い思いにさせてくれてありがとう!」と深々と頭をさげた。
今年結成30周年を迎えたが、2月にギターのウルフルケイスケがソロ専念を宣言。グループ活動を休止した。
松本はファンに向け「『ヤッサ』が始まった時も3人やったけど」と2000年当時は脱退中だったジョンB(50)をイジり、「そこから4人になったのに、また3人になってしもたんや!」と“報告”して笑わせた。
この日は、ギター担当で、真心ブラザーズ・桜井秀俊(50)がサポート参戦。松本は「あす自分とこのツアー初日やのに、来てくれました。デビュー前から知ってる仲間ですが、まさか一緒に『ウルフルズ』やることになるとは」と感謝した。
3人体制となり、レコード会社もビクターに移籍して心機一転。現在、ABCテレビ「おはよう朝日です」のテーマ曲になっている新曲「変わる 変わる時 変われば 変われ」が10月3日に配信開始することも発表した。
松本はリーダー不在も「ギターがいないのは大きいですが、僕らは万全を尽くして、あとは皆さんがどう感じるかです」と語った。
「バンザイ~好きでよかった~」「ガッツだぜ!!」など全23曲で沸かせ「まだまだウルフルズは続きます!」と声を張りあげた。