肺がん公表円楽、検査でらくごまつりセレモニー欠席「悪ぃ、そういうことだから」
7月に亡くなった桂歌丸さん(享年81)が会長を務めた落語芸術協会が主催の「第12回 芸協らくごまつり」が30日、都内で行われ、三遊亭小遊三(71)、桂米助(70)、春風亭昇太(58)らがオープニングセレモニーに登場した。28日に初期の肺がんを公表した三遊亭円楽(68)は、同セレモニーを欠席。関係者によると、午前中は病院での検査があり、午後からは来場予定だという。円楽から一部仕事の代役を頼まれた小遊三は「『悪ぃ、そういうことだから』と言われたので、『あーそー』という感じでした。新聞に大きく出たかったら、がんになるに限る」とブラックジョークを飛ばした。
円楽はレギュラー出演する日本テレビ系「笑点」(日曜、後5・30)は現状、休演の予定はなし。番組司会の昇太は、「ほんとに元気になったときにしか、(ネタとして)突っ込めないじゃないですか。実際に具合が悪かったら、僕が悪者になる。誰からも好かれたいので、ほどよくやっていこうと思います」と完全復活を願った。
「-まつり」では、歌丸さんの着物や扇子などの愛用品や写真パネルを特別展示。小遊三は「歌丸師匠がここにいるともっと良かったのですが、皆さま方のおかげをもちまして7月2日に死にました。今日は追悼もあります」とストレート過ぎる表現で、観客を笑わせていた。