円楽「生き残らなくちゃいけない」 肺がん公表後初取材で決意語る
9月28日に初期の肺がんであることを発表した落語家の六代目三遊亭円楽(68)が30日、東京・芸能花伝舎で行われた「芸協らくごまつり」に登場。がん公表後、初めて取材に対応し、「生き残らなくちゃいけない」とがんと闘う決意を語った。
イベント終了後、楽屋に戻る途中に取材に応じた円楽は、他の検査をしている中で初期の肺がんを発見したことを明かし、今後について「やりたいことがあるし、自分の夢のためにも生き残らなくちゃいけない。出てきて暴れてやりたいので、静かに見守ってもらえたら」と語った。
円楽は28日に所属事務所のホームページで肺がんを公表。10月4日から11日まで手術のために入院し、12日に仕事復帰する予定。
この日のらくごまつりでは、7月に亡くなった落語家の桂歌丸さん(享年81)についてのトークが繰り広げられ、円楽は「チューブ入れて高座に上がる、いじっばりなおしょさんが向こうに行っちゃった」とさみしげに悼んだ。現在の落語界について「今は面白い芸人がいない。もっと狂おうよ~。俺いいあんばいに狂ってきたもん。体調も狂ってきたし」と自身のがんを示唆しながらぼやきつつも、「東京の落語界を一つするという夢に向かって頑張っていきたい」と意気込んだ。